【専門家監修】SNSトラブルを未然に防ぐ!知らないと危険なネットのルールとマナー
2025年06月18日13時00分
皆さんはSNSを使ったことがありますか?
インターネットの発達によってInstagram、X、TikTok、LINEなど、さまざまなSNSアプリを通じて、わたしたちは世界中の人々とつながることができるようになりました。実際に使っていて、すでに生活に欠かせない必須ツールとなっている人もきっと多いでしょう。
しかし、その便利さの裏には危険もたくさん潜んでいます。たとえば、SNSに投稿した何気ない写真から個人情報が特定されたり、オンライン上で知り合った人が実は危険な人物だったりするケースも少なくありません。さらに、一度ネット上に公開した情報は完全に削除することができず、予期せぬトラブルに発展する可能性もあります。
この記事では、SNSを安全に利用するための基本ルールとマナーについて、実際にあったケースを交えながら解説します。知らず知らずのうちにトラブルに巻き込まれないよう、正しい知識を身につけましょう!
そもそもSNSとは?
SNSは「Social Networking Service(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)」の略で、インターネット上で人々が交流し、情報を共有できるサービスをまとめた言葉です。SNSの主な機能には、テキスト投稿・写真や動画の共有・メッセージのやり取り・コメントや「いいね!」などのリアクションなどがあります。
SNSはもともと、離れた場所にいる人々が簡単に交流できる手段として発展しましたが、現在では個人利用だけでなく、企業のマーケティングやニュース配信、オンラインコミュニティの形成にも活用されています。特にスマートフォンの普及により、SNSは私たちの日常生活に密接に結びついており、多くの人が日々活用しています。
ただし、その手軽さゆえに、個人情報の流出・誹謗中傷・炎上・詐欺被害などのトラブルも増えています。SNSを安全に利用するためには、その仕組みやリスクをしっかり理解し、適切に使うことが重要です。
SNSの特徴
SNSには使う前に覚えておきたい、いくつかの重要な特徴があります。SNSには便利な機能がたくさん備わっていますが、使う際にはいくつかのリスクも同時に伴うため、それぞれの特性をしっかり理解しておくことが必要です。
1. 世界中とつながることができる
SNSは直接会っていなくても簡単に人とつながることができるツールです。日本国内の人とはもちろん、世界中のユーザーとコミュニケーションを取ったすることも可能です。ただし、誰とでも簡単につながれるからこそ、詐欺やなりすましアカウントには十分な注意が必要です。
2. 情報が伝わるスピードが速い
XやTikTokのようなSNSでは、一度話題になった情報が瞬時に拡散されるという特徴があります。特に「リポスト」や「シェア」機能を使うことで、短時間で何万、何十万人もの目に触れることがあります。これにより、良い情報が広まる一方で、デマや誤情報もすぐに拡散されてしまうリスクがあります。
3. 一度載せた情報は完全に消せない
SNSの投稿は、削除したとしてもスクリーンショットを撮られたり、拡散されたりすると完全に消すことができないという特性を持っています。特に不適切な発言や個人情報を含む投稿は、後になって大きな問題に発展することがあるため、投稿前によく考えることが重要です。
4. 何をどう使うかは個人の自由
SNSは基本的にユーザー自身がどのように使うかを自由に決められます。プライベートな日常をシェアする人もいれば、ビジネス目的で利用する人もいます。しかし、その自由には責任が伴うことを忘れてはいけません。たとえば、他人のプライバシーを侵害する投稿や、誹謗中傷を行うことはトラブルの原因になります。適切なルールとマナーを守りながら、SNSを楽しむことが大切です。
代表的なSNS
現在、世界中で利用されているSNSにはさまざまな種類がありますが、ここでは日本でよく使われている人気のサービスを4つ、ご紹介します。
1. Instagram(インスタグラム)
Instagramは、写真や動画を共有することに特化したSNSです。フィルター機能を使って美しく加工した写真を投稿できるため、特に若年層やクリエイターの間で人気があります。また、「ストーリーズ」や「リール」などの短尺の動画機能も充実しています。
特徴:
• 写真や動画を中心としたSNS
• 24時間で消える「ストーリーズ」機能
• インフルエンサーやブランドのマーケティングツールとしても活用される
2. X(エックス)
Xは、短い文章(ポスト)を投稿し、リアルタイムで情報を共有できるSNSです。個人のつぶやきからニュース速報、トレンド情報まで幅広いコンテンツが流れています。「リポスト」機能によって、投稿が一気に拡散されることもあります。
特徴:
• 140文字以内の短文投稿が基本
• ニュースや話題がリアルタイムで流れる
• 「いいね」や「リポスト」で情報の拡散が可能
3. TikTok(ティックトック)
TikTokは、短い動画を撮影・編集し、共有できるSNSです。音楽やエフェクトを活用したユニークな動画が人気で、特に若年層のユーザーが多く利用しています。ダンス動画やコメディ動画が話題になりやすく、世界中で急成長しているプラットフォームです。
特徴:
• 15秒~3分程度の短尺動画を投稿できる
• AIのおすすめ機能が強力で、興味のある動画が次々と流れてくる
4. LINE(ライン)
LINEは、無料でメッセージや通話ができるアプリで、日本で広く普及しています。1対1のやり取りだけでなく、グループチャット機能を利用して複数人と同時にコミュニケーションを取ることも可能です。また、「LINE公式アカウント」を通じて企業やお店が情報を発信することも増えています。
特徴:
• メッセージ、通話、ビデオ通話が無料
• スタンプや絵文字でのコミュニケーションが可能
• 企業アカウントをフォローするとクーポンや情報が届く
どんな危険が潜んでいる? よくあるケースを紹介
SNSは便利なツールですが、使い方を誤ると予期せぬトラブルに巻き込まれることがあります。
特に、個人情報の流出、なりすましによる詐欺や犯罪、誹謗中傷、いじめなどの問題が多発しています。SNSは誰でも気軽に情報を発信できるため、「載せても大丈夫だろう」「このくらいなら問題ない」と軽く考えて投稿したことが思わぬ事態を招くことも少なくありません。
また、SNSでの炎上やデジタルタトゥーの問題は深刻で、一度投稿した内容は削除しても完全には消えず、将来の進学や就職に影響を与える可能性があります。SNSを安全に使うためには、どのようなリスクがあるのかを理解し、適切な対策を取ることが重要です。
ここからは、起こりやすいSNSトラブルのケースを紹介しながら、その危険性について解説します。「気づかないうちに、危ないSNSの使い方をしていた……。」ということもあるので、自分の使い方と照らし合わせて、確認してみてくださいね。
ケース① SNSにアップした写真から個人情報が特定されてしまった

にゃんころ星のにゃんころたちが、擬人化して楽しく解説! ※本文まんがより抜粋 出典:『5分でわかる安心ネット術』(Gakken)
SNSに投稿した何気ない写真が原因で、自宅の住所や勤務先、学校名などの個人情報が特定されてしまうケースがあります。これは、写真に映り込んだ背景や書類、位置情報などから特定されることが多く、知らず知らずのうちに自分の個人情報を公開してしまっていることが原因です。
SNSに写真をアップする際は、意図しない情報が映り込んでいないか慎重に確認することが重要です。
【対策】
1. 投稿前に写真をチェック(住所や個人情報が映り込んでいないか)
2. 位置情報が公開になっていないか確認する(特にGPS情報はオフにする)
3. 自宅や学校、勤務先が特定されるような写真は投稿しない
4. リアルタイム投稿を避け、帰宅後に投稿する
ケース② SNSでつながった人が危ない人だった

※本文まんがより抜粋 出典:『5分でわかる安心ネット術』(Gakken)
SNSでは、プロフィール写真や名前を自由に設定できるため、他人になりすますことも簡単にできます。これを悪用し、別人になりすまして詐欺や犯罪行為を行うケースが後を絶ちません。特に、若い女性や未成年者を狙ったなりすましによる事件が多発しています。
「なりすまし詐欺」や「SNSを通じた誘拐・性犯罪」は、国内外で多く発生しています。SNSは楽しいコミュニケーションツールですが、相手の素性を簡単に確認できないため、「ネット上の情報=本当」と思い込まないことが重要です。
【対策】
1. SNSで知り合った人とすぐに会わない
2. 相手のプロフィール写真や情報を鵜呑みにしない
3. DM(ダイレクトメッセージ)で個人情報を送らない
4. 怪しいと感じたらブロック&通報する
ケース③ SNSのメッセージが原因でトラブルが起きた

※本文まんがより抜粋 出典:『5分でわかる安心ネット術』(Gakken)
SNS上のやり取りは、直接顔を見て話しているわけではないため、言葉のニュアンスが伝わりにくいことがあります。また、一度送信したメッセージを削除する機能がついているSNSのアプリも多いですが、相手や第三者が見てしまっていたらその人の心からはメッセージは消えません。たとえ消したとしてもスクリーンショットを撮られてしまっていたら、再拡散されてしまう可能性もあります。
SNSはすぐに友だちや知り合いと会話ができる便利なツールですが、完全にはメッセージを消すことはできない上、感情が伝わりにくいため、慎重に言葉を選ぶことが大切です。
【対策】
1. SNSでは相手の気持ちを考えて言葉を選ぶ
2.送ったメッセージは画面からは消せても、人の中からは消せないことを意識する
3. 既読や未読を気にしすぎない、強要しない
4. もしもトラブルが原因でいじめが起きてしまったら親や先生に相談する
覚えておこう! インターネットのルール

※本文イラストより抜粋 出典:『5分でわかる安心ネット術』(Gakken)
SNSを安全に使うためには、基本的なルールを守ることが大切です。SNSは私たちの生活に密接に関わる便利なツールであるからこそ、使い方を誤ると取り返しのつかないトラブルにつながることもあるためです。
ここでは、『5分でわかる安心ネット術』に載っている「安心ネットの3原則」と「ネットの15のルール」をご紹介します。
ルールの中でもSNS利用に特に関係の深いものは、詳しく解説していくので、この後もしっかりチェックしてみてください。ちなみにここで取り上げなかったルールも、SNSを使うときはもちろん、インターネットを使用する際に守りたい、とても大切なルールです。『5分でわかる安心ネット術』ではすべてのルールについてまんが付きで詳しく解説しているので、気になった人はそちらをぜひ読んでみてくださいね。
【原則1:消せない】

※本文イラストより抜粋 出典:『5分でわかる安心ネット術』(Gakken)
インターネットに投稿した情報は、一度拡散されると完全に消すことができません。SNSの投稿は削除できるように見えても、スクリーンショットを撮られたり、他のサイトに転載されたりすることで、半永久的に残る可能性があります。この「消せない」という性質を理解し、SNSに投稿する際は慎重に判断することが大切です。
「消せない」についての5つのルール
ルール1:発信する前に内容をよく確認!
ルール2:住所・氏名はもちろん、写真や動画など個人情報は出さない!
ルール3:いい加減な情報やウワサを流さない!
ルール4:公開範囲を決めよう!
ルール5:ID・パスワードはだれにも教えない!
SNSに特に関係の深いルール《要点まとめ》
「消せない」のルールのなかでも、SNSを使うときに特に気を付けたいものについて詳しく解説します。SNSでの投稿は削除したとしても、一度アップロードしてしまったものは完全には消すことができません。写真や文章をあげる前によくチェックしましょう。
●発信する前に内容をよく確認
SNSで発信した内容はすぐに広まります。投稿ボタンを押す前に、一度内容を確認し、後で問題にならないか考える習慣をつけましょう。 特に、感情的になった状態での投稿や、攻撃的な発言は後で大きなトラブルに発展することがあります。また、SNSでは、フェイクニュースやデマが簡単に拡散されることがあります。不確かな情報は広めてしまわないように注意しましょう。
●個人情報はアップしない
SNSに住所、電話番号、学校名、勤務先などの個人情報を投稿するのは非常に危険です。また、顔写真を公開する際も慎重にしましょう。特に未成年者は、SNSを通じた犯罪のターゲットになりやすいため、細心の注意が必要です。
●公開する範囲を決めよう
SNSには、「公開」「友達のみ」「非公開」などの設定があります。すべての投稿を「公開」にしていると誰でも閲覧できるため、プライバシーを守るために設定を見直してみるのもいいでしょう。ただ、たとえ非公開にしていたとしても、SNSに一度アップロードしてしまった写真などは、どこから漏れるかわかりません。広められて困るようなことや個人情報は、非公開や限定公開だったとしても載せないようにしましょう。
【原則2:やらない】

※本文イラストより抜粋 出典:『5分でわかる安心ネット術』(Gakken)
SNSでは、自由に情報を発信できる反面、他人の権利を侵害したり、犯罪に巻き込まれたりするリスクもあります。そこで重要なのが、「やらない」ことを決めることです。これにより、自分自身だけでなく、周囲の人々も守ることができます。
「やらない」についての5つのルール
ルール1:有名人はもちろん、他人を許可なく撮影&アップしない!
ルール2:マンガやイラスト、動画や音楽など、他人が作ったものを勝手にアップしない!
ルール3:インターネットでお金のからむことはやらない!
ルール4:歩きスマホ、自転車スマホはやらない! 禁止された場所では使わない!
ルール5:スマホやタブレットを使いすぎない!
SNSに特に関係の深いルール《要点まとめ》
「やらない」のルールのなかでも、SNSを使うときに特に気を付けたいものについて、先ほどと同じくご紹介していきます。インターネットでもSNSでも、使用する際にしてはいけない禁止事項があるので、やらないように気を付けましょう。知らなかったでは済まされないので、よくよく注意しましょうね。
●他人を許可なく撮影&アップはNG
他人の顔が映った写真を無断でSNSに投稿すると、プライバシーの侵害になります。投稿前に本人の許可を取ることがマナーです。また、芸能人でも勝手に写真を撮ったり、許可なくSNSに載せてはいけません。芸能人にもプライバシーがありますから、人が嫌がることはしないというのが原則になります。
●他人が作ったものを勝手に使わない
SNSには、多くの写真やイラスト、音楽が投稿されています。しかし、他人の著作物を無断で使用することは違法です。もちろん、他人が作成したものを自分が作ったと嘘をついて投稿することも絶対にやってはいけません。必ず著作権を確認し、使いたい場合は許可を取るようにしましょう。
●インターネットでお金のからむことはやらない
インターネットではお金に関するトラブルが多発しています。SNSでも個人間の売買で代金が支払われない、商品が届かないなどのトラブルが頻繁に発生しています。インターネット上でのお金のやり取りは慎重に行い、安易に個人間取引をしないようにしましょう。
【原則3:信じない】

※本文イラストより抜粋 出典:『5分でわかる安心ネット術』(Gakken)
SNSでは、多くの情報が流れてきますが、すべてが正しいわけではありません。むしろ、デマや詐欺の情報が多く存在するため、「すべてを鵜呑みにしない」ことが重要です。
「信じない」についての5つのルール
ルール1:インターネットに書かれていることをむやみに信用しない!
ルール2:インターネットで知り合った人とは会ってはいけない!
ルール3:わからない言葉やメッセージ、変なページが出たら、クリックしたり返事をしない!
ルール4:無料のアプリやソフトを安易にダウンロードしない!
ルール5:確認しないで無料Wi-Fiにつながない!
SNSに特に関係の深いルール《要点まとめ》
「信じない」はインターネットを使う上で、特に大きな事件に巻き込まれないために重要な原則です。SNSで知り合った人を簡単に信じてしまうと、危険な目にあう可能性もあります。特に危ない人と知らずに、知り合った人と会ってしまったら、最悪の場合、命にかかわることもあります。
●インターネットの情報をむやみやたらに信用しない
「○○が倒産した」「芸能人が逮捕された」などのニュースが流れてきても、公式な情報源を確認するまでは信じてはいけません。特に災害時などの「フェイクニュース(虚偽報道)」には要注意です。非常時ほど不安からデマが広がりやすくなるため、信頼できる確かな情報以外は「信じない」「広めない」を徹底しましょう。
●ネットで知り合った人に会わない
SNSはいくらでも自分の素性をいつわることができます。先ほど紹介した「ケース②」のように、危険なトラブルに巻き込まれてしまうこともあります。どんなに仲良くなったと思っていても、相手の本当の素性がわからないうちは「一度会ってみない?」と誘われても安易に応じないようにしましょう。
●わからない画面がでたらクリックしない
見覚えのないメッセージや請求はすぐに反応してはいけません。特に「警告」や「請求」という文字が見えると焦ってクリックしてしまいがちですが、それでは犯人の思うつぼです。特に最近はInstagramなどのDMを使った詐欺が世界中で流行しています。知らない人や会社からのメッセージにはむやみやたらにクリックせず、返事をしないようにしましょう。
SNSの危険から身を守るために『5分でわかる安心ネット術』を読んでみよう!
この記事では、SNSを安全に利用するためのルールを紹介しました。しかし、インターネットにはSNS以外にもさまざまなサービスがあり、それぞれに気をつけるべきポイントがあります。
もっと広い視点でインターネットの安全な使い方を知りたい方におすすめなのが、手塚信貴先生監修の 『5分でわかる安心ネット術』 です!
この本では、インターネットを安全に使うために必要な知識や対策を、わかりやすく解説しています。まんがを交えた楽しい構成で、小学生でもすぐに実践できる内容が満載です。さっそく、どんな本なのか詳しく見ていきましょう!
どんな本なの? 内容をざっくり紹介!
1. 結論が先にわかる構成
安心ネットの3原則:冒頭で「消せない」「やらない」「信じない」という3つの原則を提示し、インターネット利用時の基本的な心構えを伝えてくれているので、その後の内容がスッと入ってきます◎
2. マンガとイラストで楽しく学べる
スマホが欲しい主人公猫のキャラクター「みけ」やちょっとあぶなっかしい「ちーちゃん」など表情豊かなキャラクターたちが登場するマンガ仕立てのストーリーで、楽しくネットに関する様々なことを学べます。ギャグ満載の内容で、思わず笑ってしまう場面も……!
3. 具体的なアドバイスが満載
インターネットの仕組みの解説が豊富で、単なるケース紹介だけでなく、インターネットの基本的な仕組みや専門用語についてもわかりやすく説明しています。これにより、子どもたちが自ら判断し、リスクを回避する力を養うことができます。
巻末には、親子でインターネット利用のルールを作成するためのページが設けられており、家庭内での話し合いを進めています。
『5分でわかる安心ネット術』についてもっと知りたい方はこちらの記事もチェック!
「禁止」から「安心に使う」へ…小学生のネット利用術マンガ「トリセツ」発売
この本がインターネットを学ぶのに役立つ理由 — 監修の先生のお話

手塚先生 出典:『5分でわかる安心ネット術』
『5分でわかる安心ネット術』の監修を務める手塚信貴先生は、約25年間にわたりIT企業で勤務し、金融機関や官公庁など1万人以上の顧客に対してITサポートを行ってきた経験を持つ専門家です。現在は、目標達成のコンサルティングを行い、オンラインビジネス・マスタースクールを主宰、最近ではAIの活用法などについてもサポートしています。
手塚先生は、子どもたちがインターネットに触れる年齢について、「親子の信頼関係があれば、年齢は関係ありません」と述べています。
インターネットの利用は単に禁止するのではなく、子どもと信頼関係を築き、正しい使い方を教えることが重要です。また、フィルタリングなどのリスク管理を行いつつ、子どもが自ら判断できる力を育てることもこれからのネット時代には必要なスキルです。
さらに、手塚先生は「いくらダメだと言ったところで、子どもは賢くて、親の目を盗んで端末を使うこともあります」と述べ、ルールで縛るだけでは限界があると指摘しています。子どもを信頼し、何かあったらすぐに相談できるような親子関係を築くことが、インターネット利用のトラブルを防ぐ鍵です。
このように、『5分でわかる安心ネット術』は、子どもだけでなく、保護者にとってもインターネット利用に関する悩みを解決するための有益な情報が詰まった一冊となっています。親子で一緒に読み進めることで、家庭内でのルール作りや信頼関係の構築に役立てることができるため、これからインターネットを使いはじめるという人や改めてインターネットやSNSのルールを確認したいという人におすすめです!
まとめ:ルールを守ってSNSを楽しもう!
SNSは私たちの生活に欠かせないツールですが、その利便性の裏には危険も潜んでいます。個人情報の流出、なりすまし、ネットいじめなど、SNSを利用する上でのリスクを理解し、適切な対策を講じることが重要です。本記事では、SNSの特徴や危険性、そして安全に利用するための「消せない」「やらない」「信じない」の3原則とそれにまつわるルールについて解説しました。
そして、SNSやインターネットをより安全に楽しむためにおすすめなのが、『5分でわかる安心ネット術』です。インターネットの専門家監修のこの本には、インターネットを使う際の危険から身を守る術がたくさん載っているので、ぜひ手にとってみてください。
SNSはルールを守り、安全に利用する意識を持てば、トラブルを防くことができます。ぜひ今回紹介した3つの原則と15のルールを守ってSNSを楽しんでみてくださいね!